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おすすめの外国シードル7選 シードルの種類と選び方

シードルの味、いろいろ。

シードルは「甘いお酒」というイメージが強いですがいろいろな味のタイプがあります。では、どんなタイプがあるのでしょうか。主な3タイプをご紹介します。

1.シャンパンのようなシードル

すっきりと上品な口当たりのシャンパーニュ製法で作られたシードル。瓶内二次発酵の後に、時間をかけて澱引きをしており、金色の液体の中をきめ細かい泡がつらつらと上がっていく様子は本当にきれいです。

例えば、長期熟成を経たシードルからは、リンゴのお酒とは思えないほどのキメの細かい泡が立ち上がる、エストニアのシードル、ヤーニハンソのブリュット(辛口)、ヤーニハンソ・シードル・ドライ(中辛口)、ヤーニハンソ・シードル・スイート(やや甘口)などおすすめです。

上質なスパークリングワインのようなシードル、ヤーニハンソについて詳しく。

ヤーニハンソ・シードルは、バルト海沿岸エストニアの厳選した果実だけを、瓶内二次発酵させた、極上のクラフトシードルです。エレガントな泡は食前酒に最適。シードルには珍しくビンテージがあります。バルト海沿岸では、北国の短い夏と、長い秋が、密度が濃く、香り高いリンゴを生み出します。ヨーロッパで話題の生産者です。

 

2.クラフトビールのようなシードル

リンゴ由来のフルーティーさのため甘みをあまり感じずわずかに感じる渋みが後味がさっぱりとさせてくれるのがイギリス、アメリカなどの中辛口タイプ。イギリスではパブでビール代わりに親しまれています。

おすすめのクラフトビールのようなシードルはイギリスのダンカートンです。すべてのリンゴはオーガニックで栽培し、最高の素材を選別し、発酵の状態を何度もチェックしながら、その年のリンゴの性質を見極め、丁寧にブレンド、長期間(最低でも12ヶ月)熟成させた重厚な味わいです。

重厚かつフルーティなクラフトビールのようなシードル、ダンカートンについて詳しく。

ダンカートンは、イギリス・オーガニックシードルの最高峰。2019年の日本発売以来、タンニンの効いた深みのある味わいは、徐々にファンを増やしています。長期間(最低でも12ヶ月)熟成させることで生まれる圧倒的なリンゴの果実味をお楽しみください。イギリス南西部の伝統と、オーガニックしか使わない、強いこだわりを守っています。

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3.アップル・ビネガーのようなシードル

そして想像を超えたユニークな味わいに驚くのがシャープな酸味が効いたスペインのシドラです。甘さや辛さだけでなく、製造工程やりんご品種などによって渋み酸味のバランスやりんごの風味、カジュアル、リッチといったイメージ、後味などが変わります。

おすすめのスペインのシードルはスペイン・バスク地方シードルイサステギ です。無農薬無化学肥料栽培にこだわり、酸化防止剤などのあらゆる添加物や砂糖などを全く加えていません。脂身のあるジューシーな肉料理や酢豚のようなの酸味の強い料理にもフィットし、酸味と相性の良い牡蠣などの生食の貝類にもピッタリです。ダイレクトな果実味と、スッキリした酸味で、お腹が膨らむことなく食事が進みます。

アップル・ビネガーのようなシャープな切れ味のあるシードル、イサステギについて詳しく。

イサステギ・シードルは不思議なお酒です。シードルなのに酸っぱく、和食にとてもよく合います。魚介類にも、お肉にも。歴史的には安全な水を確保するためのリンゴの発酵食品(保存食)でした。16世紀、リンゴのビタミンCは船乗りの長い航海を助けました。原料となる1.1キロのリンゴ以外は何も使っていません。酸化防止剤無添加です。

シードルはワインとビールのいいとこ取り 

ワインもビールもシードルも醸造酒です。発酵させて作る点では同じですが、ビールは麦、ワインはぶどう、シードルはりんご、とそれぞれ原材料が違います。 

またビールのようにフレーバーを足したり、出荷するまでに熟成させたり作り方にビールとワイン両方に共通する部分があるのは、シードルならではです。ですから、ワインのようなシードルもあればビールのようなシードルもあります。シーンやお料理によって、自由な発想でシードルは楽しむことができます。 

 ときにはビールのように、時にワインのようにビールやワインも様々なタイプがありますが、シードルはそれらと匹敵するほどバラエティーが豊かです。その日のお料理や気分によってシードルを選ぶと意外な発見があり、楽しく、美味しく、食事が豊かになります。ぜひお試しください。  

 

記事でご紹介したおすすめのシードル一覧

ヤーニハンソ・シードル・ブリュット<辛口>(発泡性8.5%)

バルト海沿岸のエストニアで、オーガニックのリンゴを原料に造られた、最高級シードルです。 この淡麗な辛口ブリュットは、果実味の中に、厳しい冬に搾ったリンゴの優しい苦みが心地良い逸品。 エレガントな泡は食前酒に最適です。

ヤーニハンソ・シードル・ドライ<中辛口>(発泡性5.8%)

エストニア原産の品種のみを使い、18ヶ月以上の長期熟成を経た中辛口ドライは、泡の余韻が口の中に広がる、 黄金色のシードルです。魚介類などに良く合います。

ヤーニハンソ・シードル・スイート<やや甘口>(発泡性5.8%)

やや甘口のスイートは、フランスのスタイルを意識した、スッキリとしたスパークリング。若干の渋みを残しながらも、口の中に豊かな果実の香りが広がります。

ダンカートン・オーガニック・シードル・ドライ<辛口>(発泡性7.0%)

渋みや酸味がはっきりした5種類のリンゴをブレンドし、7.0%という、しっかりとした飲み応えの辛口です。 世界最大級シードルコンテスト、2年連続で金賞を受賞。 甘みを排した、キレのある、芳醇な香りが特徴。 スッキリした香りの後に、重厚なリンゴの果実味と渋みが広がる、優しくも力強い味です。

ダンカートン・オーガニック・シードル・ブラックフォックス<中辛口>

リンゴ10種類を使った、ダンカートンを代表する中辛口のブレンド。果肉の甘みと皮の渋みが重層的に広がり、優雅な余韻を残します。 圧倒的な果実味が特徴の、英国シードルの伝統に忠実なシードルです。

ダンカートン・オーガニック・シードル・プレミアム <中甘口>(発泡性6.8%)

やや甘口の仕上がりですが、渋みの少ないリンゴに、キレの良い後味のリンゴを加え、甘さだけではない濃厚なシードルに仕上がっています。 皮のかすかな苦みをも含めた、果実をダイレクトに感じさせる官能的なブレンド。天然果汁から来る複雑で豊かな香りだと実感させてくれる逸品です。

イサステギ・酸化防止剤無添加 ナチュラル・シードル

イサステギ・酸化防止剤無添加ナチュラル・シードルは、バスク産のシードルであり、20種類ものリンゴの天然果汁だけでつくられた、素朴なリンゴのお酒です。原料はリンゴのみ。甘くなく、食事に合い、ペクチンやリンゴ・ポリフェノールなど、抗酸化作用があるリンゴ健康成分もそのままです。

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