現在ラトビアで最も多く栽培されている果樹はリンゴですが、古くはカニリンゴ(野生リンゴ)しか見かけなかったそうです。数百年前にドイツからラトビアに初めて大粒のリンゴが持ち込まれ、荘園の庭で栽培されるようになりました。その後、スウェーデン、ロシア、リトアニア、ポーランドから多くの品種が導入されました。現在では、ドベレとプーレにあるラトビア生命科学技術大学の園芸研究所(Latvia University of Life Sciences and Technologies)が、ラトビアのリンゴの木の遺伝子の保存と新しい品種の育種を担っている機関です。