美食の地のバスク地方の家庭料理はもちろん美味。シードルとの相性が良いバスク地方の家庭料理の一部をご紹介します。
メルルーサのバスク風
バスクではメルルーサ(たら)を使うことが多くバスクを代表する料理です。白身魚は主に生だらを使いますが、白身魚であればどんなものでも美味しくできます。ソースは弱火でゆっくりと乳化させるのがおいしさの秘訣。たっぷりのイタリアンパセリが爽やかな風味と美しい色をソースに添えます。塩味はあさりの塩加減で調節してください。レシピはこちらをご参照ください。
あさりの出汁と爽やかな酸味のシードルが口の中で調和し、肉厚なメルルーサの美味しさを引き立てます。
とうもろこしの粉で作るタロ
メキシコのタコスに似たとうもろこしの薄焼きパンでおばあちゃんたちの時代までバスク地方でよく食べられていた伝統料理です。小麦が作られるようになってからは作る家庭も減ったようです。
タロのレシピ
【材料】
タロ(約8枚分)
コーンミール、薄力粉…各100グラム
ぬるま湯…、100ミリリットル
塩…小さじ1
オリーヴ油…適量打ち込(コーンミール)…適量
【作り方】
1、ボールにコーンミールと薄力粉、塩を入れて混ぜ合わせる。ぬるま湯を少しずつ加えながらなめらかになるまで手で練り、
生地をひとつにまとめる。
2、1を8等分し、それぞれを丸める。台に打ち粉をふり、1つずつ指で押して丸く薄く伸ばす。
3、フライパンにオリーブ油を熱し、キッチンペーパーで余分な油を拭き取りフライパンを鳴らす2を入れて両面をこんがり焼く。
お好みの具材(チョリソーや豚、牛肉を焼いたものなど)を挟んで食べます。
酸味の強いスペイン・バスク地方のシードルと相性が良いです。さっぱりとしたシードルと合わせると美味しくてついつい食べ過ぎてしまうのでご注意ください。