2022年シーズン解禁のスペイン・バスク地方 – みんなで大樽から注ごう! 2022年2月15日 by travesia with no comment イサステギ (スペイン・バスク地方) 新シードル解禁時の伝統的なメニュー バスクで古くから親しまれているりんご酒シドラ(シードル)の生産が盛んなギプスコア県では、シドレリア(シードル醸造所)がたくさんあります。1月の解禁時から新酒を飲むのは現地の人たちの楽しみなイベント。シドレリア(シードル醸造所)で樽から注いだりんご酒を飲みながら、干しダラのオムレツと特大の牛骨付き肉の炭火焼を食べるという、うれしい習慣があります。 デザートはイディアサバル。殻付で出されるくるみを割りながらマルメロやりんごのゼリー状のジャムと一緒に食べます。。 バスク地方の芳醇なチーズ さて、新シードルの解禁時にデザートとして食べるイディアサバルとは、バスク地方のチーズのことです。バスク地方では今でも暖かくなると高地へ移牧をして、羊たちに自然の草や花を食べさせるため、良質の乳が取れます。古くから伝わる羊飼いの作り方で丁寧に作られる芳醇なチーズは、生産地であるギプスコア県の小さな村の名をとってイディアサバルと呼ばれています。 2022年のスペインのシードルは? バスク地方の原産地呼称(*シードルが産まれた産地を、シードルの名前として呼ぶという制度)協会であるエウスカル・サガルダのコーディネーターは、「新しいリンゴ園の生産開始とシドレリア(シードル醸造所)の努力のおかげで、今年は原産地呼称のついた新しいシードルを味わうことができるだろう。」と述べています。*参照:EL DIARIO VASCOバスク地方のイサステギシードルは400年以上の伝統的な手法で作られたシードルです。リンゴの爽やかな酸味は幅広い料理にフィットします。脂身のあるジューシーな肉料理の脂をスッキリと流しますし、ミネラル感があるので魚介類にもピッタリです。お腹が膨らむことなく食事が進みます。ぜひ、お試しくださいね。 イサステギ・酸化防止剤無添加 ナチュラル・シードルイサステギ・酸化防止剤無添加ナチュラル・シードルは、バスク産のシードルであり、20種類ものリンゴの天然果汁だけでつくられた、素朴なリンゴのお酒です。原料はリンゴのみ。甘くなく、食事に合い、ペクチンやリンゴ・ポリフェノールなど、抗酸化作用があるリンゴ健康成分もそのままです。 スペイン・バスク地方イサステギシードルについて詳しくはこちら関連記事:スペイン・バスク地方、美食の地をめぐるあれこれとシードル・その1 スペイン・バスク地方、美食の地をめぐるあれこれとシードル・その2スペイン・バスク地方で、酸っぱいシードルに出会う – 様々な味わいの酸味を発見 バスク地方スペインからフランスへ、シャネルの転機の地ビアリッツ Previous Post サン・セバスチャン旧市街のバルで、魚介のピンチョスと、酸味のきいたシードルを Next Post シードルはどんなお酒?【その1】- 世界で飲まれているシードルは、なんと約1000種類以上!