シードルはりんごのお酒です。
原料はりんごだけ
シードルは、リンゴの果汁を発酵させて作られる醸造酒です。
日本のシードルを作るために(735ml)使われるりんごの数は日本の場合、平均5~6個です。
アルコール度数が低めで飲みやすい
アルコール度数が2%から9%程度と幅広く、優しい飲み口も多いので、
普段、お酒を飲み慣れない人にもお勧めです。
ヨーロッパではポピュラーなお酒
ビールやワインと同じように、シードルがテーブルに並び、
かつては水がわりに飲まれていた国もあります。
AICV(欧州のリンゴ酒・果実酒協会)の資料によると、
シードルは世界の生産量の約48%がヨーロッパが占めています。
近年、一部のEU諸国では、シードルは、すべてのアルコール飲料の中で最も速い成長率を誇り、人気は衰えません。シードルは時代を超えて愛され続けています。
参照:AICV European Cider Trends 2021
現在、世界で飲まれているシードルは、なんと約1000種類以上と多彩なシードルがあります。
シードルの種類
■発酵タイプ
密閉容器内で発酵させることにより、発生した炭酸ガスを留めたタイプ。
ほとんどが自然の発泡ですが、後から炭酸ガスを注入する製品もあります。
■スティルタイプ
無発泡タイプ。一次発酵のみか、発酵で生まれる炭酸ガスを除いたもの。りんごワインとも呼ばれます。
■アイスシードル
りんごを枝につけたまま収穫せず、冬の外気の中でそのまま凍らせてから作るシードル。
カナダなどでよく作られ、糖度が高く、アルコール分も高いお酒になります。
果汁を凍らせて作る方法もあります。
■フレーバード・シードル
洋梨、マルメロ、ベリー類、パッションフルーツなどの果実、
ジンジャーを始めとしたハーブ&スパイスで香り付けをしたシードルもあります。
さて、シードルは「甘いお酒」というイメージが強いですがいろいろな味のタイプがあります。
次回のシードルってどんなお酒?【その2】ではシードルのいろいろな味についてご紹介します。
お楽しみに!